梅雨に入った6月10日・11日。雨にも負けない猫たちが、静岡の街にやってきました。
この日訪れたのは、『キャッツ』仙台公演に出演中の岩崎晋也、高倉恵美、相原 萌の3人。
9月の開幕に先駆けて、静岡での取材やイベントをこなしました。
ミストフェリーズ、ボンバルリーナ、ディミータと化した3人がまず訪れたのは、静岡浅間神社。これは、神部神社・浅間神社・大歳御祖神社の三社の総称で、約2100年の歴史を誇る駿河国の総社です。ここで、『キャッツ』静岡公演の成功を祈ります。
その前に、SBS静岡放送の「イブニングeye」のロケ隊が来社。“ひれちゃんのこのこスミマセン”のコーナー収録を行います。
突如として現れた3匹の猫たちに、比連崎キャスターは終始ドキドキ。野生の猫たちとの交流を通し、「夢舞台 皆の心を キャッツする」という素晴らしい一句を詠んでくださいました。
収録が終わった頃、浅間神社には多くの人の姿がありました。今回の祈願祭に参列いただく、静岡在住の「四季の会」皆さまです。今回、100名弱の応募の中から50名の方が選ばれました。厳かな祭儀場に現れた猫たちを緊張の面持ちで見つめる会員の方々。共に、静岡公演の成功を祈願します。この場には報道関係者も駆けつけ、浅間神社史上類をみない光景を取材します。
祈願祭が終わると、猫3匹は絵馬を奉納。静岡らしい富士山の絵が描かれた絵馬に、一人一人(一匹一匹?)願いを書きます。
成功祈願を終えた3匹。その霊験あらたかな祭儀に岩崎は「心を洗われる思いでした。静岡公演も、1回1回の舞台を丁寧に務めて、静岡の皆さまにお楽しみいただきたい。」と語ります。
イベント終了後、この日来社いただいた会員の方々に『キャッツ』静岡公演のポスター、ちらし、うちわ、静岡公演応援バッジをプレゼント。「静岡公演を応援したいと思っていた矢先の、この機会だったので感激しました。友達や家族を誘って、2回、3回と観に行きたいです。」というお声も聞かれました。
その後、ラジオ、新聞の取材をこなす3人。
静岡新聞「TOTTOCO」取材と、シティエフエム静岡の生放送には、前回の静岡公演に出演した高倉が応えます。
「前回、タントミール役で出演させていただいていました。10年振りの静岡公演でも日々進化する『キャッツ』を皆さまにお届けしたいと思います。」と、意気込みを語りました。
同じ頃、SBSラジオ「Wテツのらぶらじ」に岩崎と相原が出演。
「初心者でも楽しめるコツを教えて!」という質問に、相原は、「ミュージカルは、目で見て、耳で聞いて、心で感じて感動できるのが魅力。ダンス、音楽、そして素晴らしい台本、舞台美術に至るまで、色んな魅力が詰まっている。特に『キャッツ』は観る時、観る人によって毎回違いがある作品。答えがないので何度でも楽しめる作品です。お子様からご年配の方まで、どなたでも楽しめる作品なので、ミュージカルデビューには最適です!」と太鼓判を押します。
「劇団が非常に大切にしてきた作品で、今年日本公演30周年をここ静岡で迎えます。現在は仙台で上演していますが、被災地での初めてのロングラン公演で毎回お客様の反応に勇気をいただいています。東北だけでなく、日本全体が明るくないといけない今、復興と再生がテーマの『キャッツ』を静岡という中核都市で上演するということには大きな意味があります。」と、岩崎。
三者三様の想いを語ります。
この日の締めくくりはSBS静岡放送「イブニングeye」の生出演。岩崎と、ディミータに扮した相原が登場します。
警戒心が強く気性が激しいディミータの登場に、スタジオのアナウンサーたちも興奮の面持ち。
読めない猫動きにカメラ繰りも一苦労。いつもよりカメラマンを増やして、ディミータのベストショットを狙います。約3分のスタジオ出演は終始和やかな雰囲気で終わり、1日目が終了しました。
2日目は朝からテレビの収録。
SBS静岡放送「Soleいいね!」のスタジオ収録を行いました。
『キャッツ』のファンでもある木下歌織レポーターからは、打ち合わせ時から作品のテーマに迫る深い質問が。役作りの方法や、メイクの秘密など、ちょっとディープな『キャッツ』を紹介します。
「実は、9歳のときに『キャッツ』を観て、その次の日には「僕はミストフェリーズになる!」と豪語して、バレエを始めたんです。やっとキャスティングされて、初めて『キャッツ』の舞台に立てるまでになったとき、“それは猫じゃない!”とメイクの出来の悪さを先輩に指摘されて、最初は1時間半くらいの時間をかけてメイクをしていました。」と、意外な苦労を経験した岩崎。
入団3年目にしてボンバルリーナ・ディミータを演じる相原。大抜擢にはつきものの苦労を、高倉がフォローします。「私も入団してすぐ『キャッツ』にキャスティングされたので、(相原の)苦労はすごく分かるんです。私自身も、何度舞台に立っても“まだ足りない”と感じます。もっともっと、と追い求める作品が『キャッツ』。進化し続けるという意味はそこにあります。私もまだ先を目指したいですね。」
「素晴らしい先輩に囲まれて、支えられながら日々の舞台に立たせていただいています。先輩の背中を見て勉強させていただいて…。先輩方が大切に上演されてきた作品だからこそ、真摯に、けれど縮こまらず舞台を務めたいです。」と、相原が支え合って一つの作品を作り上げる劇団の姿を語ります。
その後、FM清水にて生放送と収録をこなした3人。
静岡を疾風のごとく駆け回って10以上の取材とイベントをこなし、来週からの舞台のため仙台に戻ります。静岡の街はほんのり『キャッツ』色に染まりつつあります。
いよいよ7月7日に「四季の会」先行予約を開始し、15日に一般発売を迎える『キャッツ』静岡公演に、どうぞご期待ください!
『キャッツ』静岡公演
静岡市民文化会館 大ホール
9月15日(日)開幕!
◆9月15日(日)〜10月20日(日)公演分
7月7日(日)会員先行予約開始
7月15日(月・祝)一般発売開始
◆10月22日(火)〜11月17日(日)公演分
9月7日(土)会員先行予約開始
9月14日(土)一般発売開始