現在、四季劇場[秋]で上演中の『ミュージカル異国の丘』が、6月21日(金)に通算公演回数500回を達成し、カーテンコールで舞台挨拶が行われました。
戦争という痛ましい歴史を正面から見据え、後世に語り継いでいく劇団四季オリジナルミュージカル「昭和の歴史三部作」。『ミュージカル異国の丘』は、『ミュージカル李香蘭』に続く第2作として2001年に初演されました。60万人が収容所に拘束された「シベリア抑留」をテーマに、緊張感あるドラマと心揺さぶる音楽の調べによって、幅広い世代のお客様からご支持をいただき、こうして節目となる500回を迎えることができました。カンパニーを代表して挨拶に立った劉玄役の青山裕次からは、心からの感謝の気持ちと、改めて歴史を語り継いでいくことの大切さ、そしてその決意が述べられました。
「2001年に初演いたしましたこの『ミュージカル異国の丘』は、本日の公演をもちまして、通算公演回数500回を迎えました。これもひとえに、お客様お一人お一人が、この作品を育んでくださったからこそと、出演者・スタッフ一同、感謝の気持ちで一杯です。戦後68年、歳月は、あの戦争があったことさえも忘却させていきます。しかし、決して風化させてはなりません。劇団四季は、これからも作品を通して、昭和の歴史の実相をお伝えしていきたいと考えております。どうぞ今後ともご支援くださいますようお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました」
(左)カーテンコールの様子(右)カンパニーを代表して挨拶に立った青山裕次
皆様に育んでいただいた舞台が、さらに次の世代のお客様へと届けられていく。こうした劇団とお客様の繋がりを大切に、これからもカンパニーは一回一回の舞台に全身全霊で取り組んでまいります。
『ミュージカル異国の丘』は、7月13日(土)まで四季劇場[秋]で上演いたします。劇団四季60年の思いを込めた舞台で皆様のご来場をお待ち申し上げております。
『ミュージカル異国の丘』東京公演
四季劇場[秋]
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