7月12日(金)に東京・自由劇場で開幕するファミリーミュージカル『人間になりたがった猫』の最終舞台稽古が、11日(木)に同劇場で行われました。
この作品は、アメリカの児童文学作家ロイド・アリグザンダー氏の小説を舞台化したミュージカル。1979年にニッセイ名作劇場として上演されて以来、ぬくもり溢れる物語と心躍る音楽やダンスで、子どもから大人まで幅広い世代のお客様に愛されてきました。そして今回、ファミリーミュージカルとして最多の上演回数を誇る人気作品が約2年半ぶりに自由劇場へ帰ってきます。
最終舞台稽古では、本番同様に上演中の注意事項を述べるアナウンスが流れると、稽古とはいえピンと張りつめた緊張感と期待感が高まります。そこに幕をくぐって現れたのは、敏捷な身のこなしで舞台を駆け巡る猫のライオネル。さっそく、客席と元気な挨拶を交わすと「人間と話ができた!」と大喜びです。こうした舞台と客席との掛け合いは、ファミリーミュージカルならではの楽しみのひとつ。お客様との距離がぐっと縮まる瞬間です。
いよいよ幕を開けた物語。人間に憧れる猫・ライオネルは、人間嫌いのご主人様・ステファヌス博士に口ごたえをした罰として、魔法の力で2日間だけ人間の姿になることに。猫から人間に変身する際のマジックのような驚きの演出も、この舞台の大きな魅力のひとつです。
町へ飛び出したライオネルは、人間離れした素早い身のこなしで一躍人気者になります。そして、ホテル「白鳥の王様」を一人で守る少女・ジリアンと心を通わせ、友情や恋、涙の意味を知ったライオネルは、いつしか姿形だけでなくその心も人間に近付いていくのでした。
ところが、ジリアンに想いを寄せる横暴な衛兵隊長・スワガードの陰謀で、彼女の身に火の手が迫り…。物語のクライマックス、「白鳥の王様」の火事のシーンは迫力満点!轟音とともに崩れ落ちていく建物の中に飛び込んだライオネルは、果たしてジリアンの命を救うことができるのでしょうか?
物語は、劇場が一体となって歌う名曲「すてきな友達」とともに、大きな拍手に包まれて幕を下ろしました。
「愛と勇気」、「友情と連帯」、「生命の尊重」といった、人が生きていく上でもっとも大切なメッセージが散りばめられた舞台『人間になりたがった猫』は、いよいよ12日(金)に開幕します。皆様のご来場、お待ちしております。
『人間になりたがった猫』東京公演 自由劇場 7月12日(金)開幕! ◆8月25日(日)公演分まで好評発売中! 『人間になりたがった猫』京都公演 京都劇場 9月21日(土)開幕! ◆9月21日(土)〜10月6日(日)公演分 7月 6日(土) 「四季の会」会員先行予約開始 7月13日(土) 一般発売開始 チケットのお求めはコチラ>> イベント情報はコチラ>>
(撮影=阿部章仁)
『人間になりたがった猫』東京公演 自由劇場 7月12日(金)開幕! ◆8月25日(日)公演分まで好評発売中! 『人間になりたがった猫』京都公演 京都劇場 9月21日(土)開幕! ◆9月21日(土)〜10月6日(日)公演分 7月 6日(土) 「四季の会」会員先行予約開始 7月13日(土) 一般発売開始 チケットのお求めはコチラ>> イベント情報はコチラ>>