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Channel: 劇団四季 四季なびgation 02
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『ミュージカル異国の丘』リハーサル見学会が開催されました

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四季劇場[秋]で上演中の『ミュージカル異国の丘』で「リハーサル見学会」が開催されました。 今回のリハーサルシーンは、1幕冒頭、抑留兵たちが歌う「明日への祈り」のシーンです。オーヴァーチュアと当時に幕が上がると、浮かび上がるのは、シベリアに抑留された兵士たち。彼らは、絶望と希望の狭間で、「明日への祈り」を歌います。 物語の幕開けを告げる大切なナンバーを、客席からはカンパニーの音楽担当を務める井上隆司が丁寧にチェックしていきました。 「言葉をしっかり捉えること」、「音程の真ん中を正確に捉えること」。 公演も後半に入りましたが、初心を忘れず、日々の稽古で演技の土台を確かめていきます。 130704ikoku_001.jpg リハーサル風景。井上隆司(右下)が舞台上の俳優にアドバイスを送ります。 リハーサル終了後には恒例の質問コーナーへ。司会進行は大森役の川原洋一郎が務め、九重秀隆役の荒川 務、アグネス・フォーゲル夫人役の八重沢真美、李花蓮役の団 こと葉、抑留兵役の玉真義雄の4人とともに、お客様から寄せられたご質問に答えていきました。今回は、役作りや舞台に立つための心構えなど、俳優という職業に迫る内容となりました。 まずは「舞台に上がる時は緊張すると思いますが、どのように対処していますか?」という質問。 「演じる役の状況を出演するシーンだけでなく、その前からしっかりとイメージして、役としての緊張感を体に通すことで、自分自身の余計な緊張感を捨てて役に体を貸すようにしています」(団) 「仮に緊張して何かあったとしても、自分ではなく役がそこにいることが大切です。ですから、個人の出来不出来ではなく、舞台上では演じる役として存在することに集中しています」(荒川) 「緊張はしなきゃダメです。ある程度の緊張は必要です。大いに緊張してください」(川原) 「どうしようもなく緊張しているのなら、そのままやってしまいます。その緊張も楽しんでしまう」(八重沢) 実際に舞台に立つ俳優たちの実感のこもったコメントが続きました。 130704ikoku_002.jpg (左から)川原洋一郎、八重沢真美、荒川 務、団 こと葉、玉真義雄 また「役作りで苦労したことはありますか?」という質問に答えたのは荒川。 「この作品にはモデルとなった人物がいるので、書物を読んだり、色々な方に話を伺ったりしてイメージしています。ですが、一番大切なのは何よりもまず台本に書かれた台詞です。その台詞をどれだけしっかりとお客様に届けられるか、そこに集中しています」(荒川) 続く質問は、小学生のお客様から「大きくなったら舞台に立ちたいと思います。どうすれば良いですか?」。 「やりたいという思いを持ち続けていれば、自然と情報が集まってきます。まず情熱を失わないこと。そうすれば、夢が叶う環境が整っていくと思います」(荒川) 「フランスでクラシックの声楽を学んでいました。日本に帰ってきて、偶然、劇団四季のオーディションの新聞広告を目にして、受けてみることにしました」(玉真)。それぞれの俳優の経験に基づくアドバイスをお客様に送りました。 イベントの最後には抽選によって素敵なプレゼントが贈られ、今回も盛況のうちに幕を閉じた「リハーサル見学会」。千秋楽も迫る中、この機会にぜひご観劇をお楽しみください! 『ミュージカル異国の丘』東京公演 四季劇場[秋] 7月13日(土)千秋楽 ◆7月13日(土)公演分まで好評発売中! チケットのお求めはこちら>> 作品紹介はコチラ

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