7月12日(金)に東京・自由劇場で開幕する、ファミリーミュージカル『人間になりたがった猫』。
連日、四季芸術センターでは開幕に向けた稽古が行われています。
ずっと「人間になりたい」と願っていたネコのライオネル。しかし、そのご主人で魔法使いのステファヌス博士は大の人間嫌いです。
ある日、生意気にも博士に口答えをした罰として、ライオネルは魔法の力で2日間だけ人間の姿に変えられてしまいます。博士は何よりも辛くて苦しいお仕置きを与えたつもりでしたが、願いが叶ったライオネルは大喜び!さっそく憧れていた人間たちが住むブライトフォードの町へと出かけていくのでした。
児童文学作家ロイド・アリグザンダー氏の小説をもとに、この作品が初演されたのは1979年のこと。以来、全国公演を中心に誰からも愛されるミュージカルとして人気を集め、今回、東京では約2年半ぶりの再演となります。
「ニッセイ名作劇場」、「こころの劇場」としても長く小学生に親しまれており、「子どもの頃に観た」という方も少なくないはず。
心躍る名曲の数々・躍動感あふれるダンス・迫力満点の舞台美術など、見どころも盛りだくさんで、劇場全体がひとつになる歌「すてきな友達」は、今では合唱曲としても広く人気のあるナンバーとなっています。
初演から34年の歳月が経ち、上演のたびに常に練り上げられ完成度を高めてきた本作。
稽古場では、若手の俳優たちに対して、長年この作品に携わってきた吉谷昭雄から「基本通り、“居て、捨てて、語ろう”。一音も落とさないよう、集中力を切らさずに」と声がかけられ、張り詰めた緊張感の中、歴史ある舞台に全力で挑んでいく姿がありました。
この日は、2回行われた通し稽古の後にも、各自が残って自主稽古を重ねます。こうして、昨日より今日、今日より明日へ。たえず役を深め、成長していく俳優の努力が、舞台上で私たちに大きな感動を届けてくれる日も遠くはありません。
人間になった2日間で、博士の言うように恐ろしいことや悲しいことはたくさんあったけれど、それ以上にすてきな仲間に囲まれ、「恋」と「涙」の意味も学んだライオネル。原作者であるアリグザンダー氏も「魔法のように魅惑的!」と感嘆し、誰もが人間の素晴らしさに改めて気付くことができるミュージカル『人間になりたがった猫』は、7月12日(金)に開幕の時を迎えます。
この夏は、劇場でライオネルと共に、愛に溢れた冒険の旅に出発しましょう!皆様のご来場、お待ちしております。
『人間になりたがった猫』東京公演 自由劇場 7月12日(金)開幕! ◆8月25日(日)公演分まで好評発売中! 『人間になりたがった猫』京都公演 京都劇場 9月21日(土)開幕! ◆9月21日(土)〜10月6日(日)公演分 7月 6日(土) 「四季の会」会員先行予約開始 7月13日(土) 一般発売開始 チケットのお求めはコチラ>> イベント情報はコチラ>>
(撮影=荒井 健)
『人間になりたがった猫』東京公演 自由劇場 7月12日(金)開幕! ◆8月25日(日)公演分まで好評発売中! 『人間になりたがった猫』京都公演 京都劇場 9月21日(土)開幕! ◆9月21日(土)〜10月6日(日)公演分 7月 6日(土) 「四季の会」会員先行予約開始 7月13日(土) 一般発売開始 チケットのお求めはコチラ>> イベント情報はコチラ>>